ズツノート presents ・ 頭痛外来ガイド

オンライン頭痛外来とは?対象・進め方・選び方

最終更新 2026年6月30日

頭痛(とくに片頭痛などの一次性頭痛)は、オンライン診療と相性のよい病気です。オンライン頭痛外来の対象・進め方・選び方を、頭痛専門医がやさしく解説します。

前川 裕貴 - 頭痛専門医

この記事の監修・執筆

前川 裕貴

脳神経内科専門医・頭痛専門医

頭痛日誌アプリ「ズツノート」開発者

日本頭痛学会 専門医日本神経学会 専門医日本内科学会 内科専門医難病指定医

ズツノートとは?

頭痛専門医が開発した無料の頭痛日誌アプリ。頭痛・お薬・体調を記録するだけで自動でグラフ化し、主治医にそのまま共有できます。

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「頭痛外来に行きたいけれど、近くにない」「仕事が忙しくて通院が難しい」——そんな方に広がっているのがオンライン頭痛外来です。実は頭痛(とくに片頭痛などの一次性頭痛)は、オンライン診療と相性のよい病気だと考えられています。この記事では、対象になる人・進め方・選び方を頭痛専門医がやさしく解説します。

なぜ頭痛はオンライン診療と相性がいいのか

理由は大きく3つあります。

  • 問診が中心だから:危険な頭痛(二次性)を除外し、一次性頭痛とわかっていれば特別な診察は不要。頭痛の頻度や急性期薬の使用回数などの問診を軸に治療を進められます。
  • 働く世代に多いから:片頭痛は働く世代に多く、定期的な通院が負担になりがち。自宅や職場から受診できれば、治療を続けやすくなります。
  • 国の制度でも対象だから:慢性頭痛は2020年の診療報酬改定で、オンライン診療(オンライン診療料)の対象疾患として正式に認められています(出典:日本頭痛学会)。

オンライン頭痛外来の対象になる人・ならない人

向いているまず対面が必要
すでに頭痛のタイプがわかっている初めての強い頭痛・いつもと違う頭痛
薬の調整・定期的なフォローが中心画像検査(CT・MRI)が必要な可能性がある
近くに頭痛外来がない/通院が難しい突然の激しい頭痛・神経症状を伴う

突然の激しい頭痛・手足のしびれ・ろれつが回らない・意識がもうろうとするといった症状は、命に関わる頭痛のサインのことがあります。これらがある場合はオンラインではなく、すぐに救急外来を受診してください。

オンライン頭痛外来の進め方

医療機関によって異なりますが、一般的には次のような流れです。

  • 予約 → スマホやパソコンで問診票に回答
  • ビデオ通話で診察(頭痛の頻度・薬の使用回数などを確認)
  • 必要に応じて処方 → 薬は薬局または自宅で受け取り
  • 定期的に再診し、薬を調整。薬の使いすぎ(MOH)にならないよう対面も組み合わせる

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オンライン診療では「記録」が土台になる

オンライン診療は問診が中心です。だからこそ、頭痛の記録があるかどうかで診察の質が変わります。いつ・どれくらい・どんな頭痛だったか、急性薬を月に何回飲んだか——こうした記録が、医師の判断を支えます。

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まとめ

オンライン頭痛外来は、診断がついていて薬の調整が中心の方にとって、通院の負担を減らせる有力な選択肢です。まずはオンライン対応の頭痛外来を探してみてください。なお、いつもと違う頭痛のときは、対面(必要なら救急)を優先しましょう。

よくある質問

オンライン頭痛外来は誰でも受けられますか?

二次性頭痛(命に関わる頭痛)が除外され、すでに診断がついていて病状が安定している慢性・反復性の頭痛の方が対象です。初めての強い頭痛や、いつもと違う頭痛のときは、まず対面(必要なら救急)が原則です。

オンラインでもお薬は処方してもらえますか?

診察の結果に応じて、予防薬や急性期薬の処方を受けられる場合があります。具体的な可否や薬の種類は医療機関と医師の判断によります。気になる場合は受診先に確認してください。

慢性頭痛のオンライン診療は制度上認められていますか?

はい。慢性頭痛は2020年の診療報酬改定で、オンライン診療(オンライン診療料)の対象疾患として正式に認められています。対面診療と組み合わせながら、定期的に診療を行うのが基本です。

オンライン頭痛外来の費用はどのくらいですか?

オンライン頭痛外来も健康保険が使えます。診察料に加えて、医療機関によってはオンライン診療のシステム利用料が別途かかる場合があります。正確な費用は受診先にご確認ください。

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執筆・監修者

前川 裕貴 - 頭痛専門医・ズツノート開発者
前川 裕貴

脳神経内科専門医・頭痛専門医

頭痛日誌アプリ「ズツノート」開発者

日本頭痛学会 専門医日本神経学会 専門医日本内科学会 内科専門医難病指定医

脳神経内科専門医・頭痛専門医。東京大学 脳神経内科で診療・研究に従事したのち、頭痛診療に専念。頭痛診療に欠かせない頭痛日誌が、いまだに紙での運用が多く、市販のアプリも使いにくいものばかりであることに課題を感じ、自ら頭痛日誌アプリ『ズツノート』を開発した。エンジニアとしても活動する“つくる頭痛専門医”として、診療と開発の両面から頭痛医療に取り組んでいる。

2020–2023東京大学 脳神経内科
2023–昭和医科大学 客員講師 / 埼玉精神神経センター 頭痛専門外来 / 荏原ホームケアクリニック 頭痛センター長
2025–株式会社 Iris Wellness 代表(頭痛日誌アプリ「ズツノート」を開発・運営)

現在の所属:埼玉精神神経センター 頭痛専門外来 / 荏原ホームケアクリニック 頭痛センター長

頭痛は「我慢するもの」ではなく「付き合い方を整えるもの」です。自分に合った頭痛外来を見つけることが、その大切な第一歩になります。

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