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頭痛外来の選び方・探し方

最終更新 2026年6月29日

「頭痛で病院に行きたいけれど、どこを選べばいいかわからない」という方へ。頭痛外来を選ぶときに見るべき5つのポイントと、自分に合った頭痛外来の探し方を頭痛専門医がまとめました。

前川 裕貴 - 頭痛専門医

この記事の監修・執筆

前川 裕貴

脳神経内科専門医・頭痛専門医

頭痛日誌アプリ「ズツノート」開発者

日本頭痛学会 専門医日本神経学会 専門医日本内科学会 内科専門医難病指定医

ズツノートとは?

頭痛専門医が開発した無料の頭痛日誌アプリ。頭痛・お薬・体調を記録するだけで自動でグラフ化し、主治医にそのまま共有できます。

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頭痛で病院にかかろうと思ったとき、「どこを選べばいいのかわからない」と迷う方はとても多いです。一般内科でも頭痛は診てもらえますが、繰り返す頭痛や、市販薬が効きにくい頭痛は、頭痛を専門に診ている「頭痛外来」のほうが向いていることがあります。

この記事では、良い頭痛外来を見極める「おすすめの選び方」5つの基準と、自分に合った頭痛外来の探し方を、頭痛専門医の立場でやさしくまとめます。

頭痛外来は、頭痛診療のスペシャリスト

頭痛は脳神経内科や脳神経外科でも診療されますが、その中でも頭痛をとりわけ専門的に診るのが頭痛外来です。日本頭痛学会が認定する「頭痛専門医」は、頭痛の診断や最新の治療に精通しており、他科でコントロールがつかなかった難しい頭痛が紹介されてくることもあります。

とはいえ、「重症になってから」「他で治らなかったら」と待つ必要はありません。むしろ頭痛は、早い段階で専門的に診てもらうほど、つらい頭痛を早く・効率よく減らせます。「市販薬が増えてきた」「頻度が増えた」と感じたら、初期からの受診を歓迎します

頭痛で受診できる主な診療科の違いを整理すると、次のようになります。

診療科得意なこと向いている人
頭痛外来(頭痛専門医)繰り返す頭痛を専門的に診断し、継続的に治療管理する頭痛を繰り返す/市販薬が効きにくい人(初期の相談もOK)
脳神経内科脳・神経の病気を薬で診療。頭痛も診るしびれ・めまいなど神経症状を伴う頭痛の人
脳神経外科CT・MRIで「命に関わる原因」を除外初めての強い頭痛/いつもと違う頭痛の人
ペインクリニック神経ブロックなど痛みのコントロール他で改善しない頑固な頭痛・神経痛の人
一般内科風邪・発熱に伴う一時的な頭痛への対応一時的な頭痛/他の不調と一緒に相談したい人

まずは近くの頭痛外来を見てみる

地域・診療形態(対面/オンライン)から、頭痛外来を探せます。

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頭痛外来の「おすすめの選び方」5つのポイント

どこが"自分に合うか"は人によって違います。次の5つを基準にすると、納得して選びやすくなります。

選び方のポイントここを見る
① 専門性頭痛を専門に診る医師(頭痛専門医)がいるか
② 受診形態対面・オンラインのどちらに対応しているか
③ 通いやすさ無理なく通い続けられる場所・時間・予約か
④ 治療の幅CGRP製剤など最新の予防薬・急性期薬の経験が豊富か
⑤ 記録の共有頭痛日誌を医師と共有しながら治療できるか

① 頭痛を専門に診ている医師がいるか

いちばん大事なのがこれです。日本頭痛学会が認定する「頭痛専門医」がいる医療機関であれば、あなたの頭痛タイプに合わせた治療を相談しやすくなります。全国の専門医は、日本頭痛学会の認定頭痛専門医一覧でも確認できます。ズツノートと連携している頭痛外来は頭痛外来を探すページからどうぞ。

② 対面とオンライン、どちらに対応しているか

初めての強い頭痛や、いつもと違う頭痛で画像検査が必要なときは対面が原則です。一方、すでに診断がついていて定期的な薬の調整が中心なら、自宅から受けられるオンラインが向いています(くわしくは後述)。

③ 通いやすさ(続けられるか)

慢性頭痛の治療は「続けること」が大切です。通いやすい場所か、予約は取りやすいか、診療時間は生活に合うか——無理なく続けられる体制かを確認しましょう。

④ CGRP製剤など最新の治療に対応しているか

近年、片頭痛の治療は大きく進歩しました。なかでもCGRP関連薬(注射の予防薬や、新しいタイプの飲み薬)は、片頭痛の回数そのものを減らせる可能性があり、注目されています。こうしたCGRP製剤の使用経験が豊富な医療機関かは、選ぶときの大きな目安になります。なお、お薬の適否は体質や持病で異なるため、必ず主治医と相談してください。

市販の鎮痛薬を月に10回以上飲んでいる場合は、薬の使いすぎがかえって頭痛を慢性化させる「薬剤の使用過多による頭痛(MOH)」のサインかもしれません。早めに頭痛外来で相談を。

⑤ 記録を共有しながら治療できるか

頭痛の治療では、「いつ・どれくらい・どんな頭痛だったか」の記録が診断と薬の調整の手がかりになります。頭痛日誌を主治医と共有できる仕組みがあると、診察がスムーズになり、治療の精度も上がります(このあと詳しく紹介します)。

なぜ頭痛はオンライン診療と相性がいいのか

頭痛外来を選ぶうえで、いま注目したいのがオンライン診療です。実は、頭痛(とくに片頭痛などの一次性頭痛)は、オンライン診療と相性のよい病気だと考えられています。理由は大きく3つあります。

  • 問診が中心だから:危険な頭痛(二次性)を除外し、一次性頭痛とわかっていれば特別な診察は不要。頭痛の頻度や急性期薬の使用回数などの問診を軸に治療を進められます。
  • 働く世代に多いから:片頭痛は働く世代に多く、定期的な通院が負担になりがち。自宅や職場から受診できれば、治療を続けやすくなります。
  • 国の制度でも対象だから:慢性頭痛は2020年の診療報酬改定で、オンライン診療(オンライン診療料)の対象疾患として正式に認められています(出典:日本頭痛学会)。

ただし、突然の激しい頭痛・いつもと違う頭痛のときは、まず対面(必要なら救急)が原則です。「すでに頭痛のタイプがわかっていて、薬の調整やフォローが中心」という段階で、オンラインが力を発揮します。

対面 or オンライン?タイプ別の選び方

迷ったときは、自分の状況から受診形態を選ぶのも手です。

こんな人は向いている受診形態
初めての強い頭痛/いつもと違う頭痛まず対面(必要なら救急)
近くで対面の頭痛外来に通いたい対面(地域から探す)
診断済みで、薬の調整・フォローが中心オンライン
近くに頭痛外来がない/通院が難しいオンライン

対面・オンラインから頭痛外来を探す

ズツノートと連携している頭痛外来を、診療形態で絞り込めます。

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受診の前にやっておきたいこと

どの頭痛外来を選ぶ場合でも、頭痛の記録を持っていくと診察がスムーズになります。とくにオンライン診療では、記録が問診そのものの土台になります。医師が知りたいのは、頭痛の頻度・持続時間・痛みの強さ・飲んだ薬とその回数などです。

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記録は、アプリにおまかせ。

頭痛専門医が開発した無料の頭痛日誌「ズツノート」なら、頭痛・お薬・体調を記録するだけで自動でグラフに。受診時は主治医にそのまま共有でき、説明の手間がぐっと減ります。

ズツノートの頭痛記録画面
かんたん記録
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頭痛日誌アプリ「ズツノート」

記録するだけで自動グラフ化。受診時は主治医にそのまま共有できます。

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こんな頭痛は早めに頭痛外来へ

次のような場合は、一度頭痛外来で相談することをおすすめします。

  • 市販の鎮痛薬を月に10回以上飲んでいる
  • 頭痛のせいで仕事・家事・学校を休む、効率が下がることがある
  • 市販薬を飲んでも痛みが残ることが多い
  • 頭痛の頻度が増えてきている気がする

突然の激しい頭痛・手足のしびれ・ろれつが回らない・意識がもうろうとするといった症状は、命に関わる頭痛のサインのことがあります。これらがある場合は頭痛外来ではなく、すぐに救急外来を受診してください。気になる症状は自己判断せず、医師に相談しましょう。

まとめ

頭痛外来を選ぶときは、①専門医の有無 ②対面/オンライン ③通いやすさ ④CGRP製剤など最新治療への対応 ⑤記録の共有の5つを目安にすると、自分に合った医療機関を見つけやすくなります。重症化を待つ必要はありません。まずはお近くの頭痛外来を探すところから始めてみてください。

よくある質問

頭痛外来のおすすめの選び方は?

次の5つの基準で選ぶのがおすすめです。①頭痛を専門に診る医師(頭痛専門医)がいるか、②対面・オンラインのどちらに対応しているか、③無理なく通い続けられるか、④CGRP製剤など最新の予防薬・急性期薬の使用経験が豊富か、⑤頭痛日誌を医師と共有しながら治療できるか。これらを満たす医療機関は、頭痛外来を探すページから地域別に確認できます。

頭痛外来は何科ですか?

頭痛外来は、脳神経内科・脳神経外科などの医師が、慢性的な頭痛(片頭痛・緊張型頭痛など)の診断と治療を専門的に行う外来です。一般内科でも頭痛は診てもらえますが、繰り返す頭痛や市販薬が効きにくい頭痛は、頭痛を専門に診ている医師のいる外来が向いています。

頭痛外来を選ぶときに一番大事なことは何ですか?

「頭痛を専門的に診ている医師がいるか」です。日本頭痛学会の認定する頭痛専門医がいる、または頭痛診療に力を入れている医療機関であれば、最新の予防薬・急性期薬を含めた選択肢の中から、あなたの頭痛タイプに合わせた治療を相談しやすくなります。

近くに頭痛外来がない場合はどうすればいいですか?

オンライン診療に対応した頭痛外来という選択肢があります。慢性頭痛は定期的な薬の調整やフォローが中心になるため、オンライン診療と相性が良い場合があります。ただし初めての強い頭痛や、いつもと違う頭痛で画像検査が必要な場合は、まず対面の受診が原則です。気になる症状は自己判断せず、医師に相談してください。

受診前に準備しておくとよいものはありますか?

頭痛の頻度・持続時間・痛みの強さ・服用した薬とその回数などを記録しておくと、診察がスムーズになります。頭痛記録アプリ「ズツノート」を使うと、これらを自動でグラフ化でき、主治医にも共有しやすくなります。

頭痛外来・頭痛専門医を探す

ズツノートと連携している頭痛外来を、地域・診療形態から探せます。

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執筆・監修者

前川 裕貴 - 頭痛専門医・ズツノート開発者
前川 裕貴

脳神経内科専門医・頭痛専門医

頭痛日誌アプリ「ズツノート」開発者

日本頭痛学会 専門医日本神経学会 専門医日本内科学会 内科専門医難病指定医

脳神経内科専門医・頭痛専門医。東京大学 脳神経内科で診療・研究に従事したのち、頭痛診療に専念。頭痛診療に欠かせない頭痛日誌が、いまだに紙での運用が多く、市販のアプリも使いにくいものばかりであることに課題を感じ、自ら頭痛日誌アプリ『ズツノート』を開発した。エンジニアとしても活動する“つくる頭痛専門医”として、診療と開発の両面から頭痛医療に取り組んでいる。

2020–2023東京大学 脳神経内科
2023–昭和医科大学 客員講師 / 埼玉精神神経センター 頭痛専門外来 / 荏原ホームケアクリニック 頭痛センター長
2025–株式会社 Iris Wellness 代表(頭痛日誌アプリ「ズツノート」を開発・運営)

現在の所属:埼玉精神神経センター 頭痛専門外来 / 荏原ホームケアクリニック 頭痛センター長

頭痛は「我慢するもの」ではなく「付き合い方を整えるもの」です。自分に合った頭痛外来を見つけることが、その大切な第一歩になります。

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